「リトミックって、幼稚園までですよね?」
体験レッスンで、よくいただくご質問です。
確かに、リトミックは乳幼児の習い事というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
でも、当教室では違います。
現在、小学生クラスには8名が在籍しています。これは開講以来、最も多い人数です。

年長で卒業するのではなく、「小学生になっても続けたい!」と進級してくれるお子さんがたくさんいることを、とてもうれしく思っています。
その理由は、年齢とともに音楽の楽しみ方が変わっていくからです。
私は、音楽は頭で学ぶものではなく、心と体で感じるものだと思っています。

幼い頃から音楽を心と体で感じ、楽しむ経験を積み重ねてきた子どもたちは、年長になる頃には、さらに高度な音楽活動に挑戦できるようになります。
例えば、お友達とは違うリズムを演奏したり、手と足で別々のリズムを刻んだり、曲を聴きながら拍を感じる「アームビート」に取り組んだり。
「カノン」では、聞く・覚える・演奏するという3つのことを同時に行い、耳と頭、そして体をフルに使います。
創作リズムでは、自分でリズムを考え、振り付けまで考えます。
即興はリトミックの大切な柱です。

「正解を覚える」のではなく、自分で感じ、自分で表現する力を育てています。
そして、小学生クラスでは音楽はさらに深まります。
曲を聴いてフレーズを考えたり、音楽の盛り上がりを感じ取ったり、複数のリズムを同時に聴き分けたり。
ピアノや鉄琴、木琴などを使った合奏では、お友達が違うメロディーを演奏していても、自分のパートをしっかり演奏し、みんなで一つの音楽を作り上げます。
最初は一人ひとりだった子どもたちも、いつの間にか一つのチームになっています。
お互いの意見を伝え合い、認め合い、同じ目標に向かって音楽を楽しむ姿は、とても頼もしく感じます。
レッスンが終わると、
「もう終わり?」
「毎日通いたい!」
そんな声が聞こえてくることもあります。
その言葉を聞くたびに、「音楽って楽しい!」という気持ちが子どもたちの中に育っていることを実感し、とてもうれしくなります。

リトミックは、音感やリズム感を育てるだけではありません。
長調・短調、拍子、半音・全音、絶対音感など、音楽の基礎を自然に身につけながら、直感的に音楽を感じ、考え、表現する力を育てていきます。
だからこそ、当教室ではリトミックは幼児期だけのものではありません。
年長だからこそできることがあり、小学生だからこそ味わえる音楽の楽しさがあります。
これからも子どもたちと一緒に、音楽の楽しさを心と体で感じながら、一歩ずつ成長していきたいと思っています。
